こんにちは!しょーです。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
こんな方におすすめ!
- 障害のある方との接し方がわからない。
- 困っている人を見かけても声をかける勇気がない。
- 普段から高齢者や障害のある方と接する機会がある。
- 認知症の方とのコミュニケーション方法について知りたい。
- LGBTについて正しく理解したい。
- 当事者のリアルな声が聞きたい。
ユニバーサルマナーとは
そもそもユニバーサルマナーって何?
日本ユニバーサルマナー協会ではこのように述べています。
ユニバーサルマナーとは
“自分とは違う誰かの視点に立ち行動すること”は、特別な知識ではなく、「こころづかい」の一つです。
引用元:一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会 http://universal-manners.or.jp/about-um/
多様な方々へ向き合うマインドとアクション。
そう。心遣いです。
特別な知識や高度な技術は必要ありません。誰もが取得できます!
以前、小学生がユニバーサルマナー検定を受講した内容が話題になっていますね。
小学生がユニバーサルマナーを題材にした自由研究を発表
— ユニバーサルマナー検定 (@UM_Japan) December 7, 2017
佐藤夢美さん(6年生)が検定3級を取得し、その学びをまとめた自由研究が、地方展で優秀賞を受賞されました。未来を担う小学生が、ユニバーサルマナーに取り組む様子について掲載しているので、ぜひご一読ください!https://t.co/a0F2TpIHeQ pic.twitter.com/csL6q4b3x9
ユニバーサルマナー検定は3級・2級・1級とあり、初回は3級からになります。
3級はオンラインでも受講可能です。いやー、ありがたい。
受講した感想ですが、
相手の立場に立って考え、行動する大切さを改めて学ぶことができました。
小学生でも参加できる、かなりおすすめの講座です!
職業柄、高齢者や障害のある方と接する機会が多いですが、「知っているようで知らないことがたくさんあったな〜」と率直に感じました。
講座では、当事者のリアルな声が聞けます。
普段どのようなことに不便を感じているのか…
これを知ることで、関わり方も大きく変わってくるのではないでしょうか?
日本のハード面とソフト面について
ユニバーサルマナーを知るにあたり、ハード面とソフト面について考える必要があります。
日本は世界で初めて点字ブロックが設置された国であり、ハード面に関しては世界的に見てもトップクラスです。
それでは、ソフト面はどうでしょうか?
もし外で困ってそうな人に出くわしたら、あなたは声をかけますか?
障害者に対する世論調査−内閣府世論調査−(平成29年)で、このような質問がありました。
実際に障害のある人が困っていても、どのように接していいのか分からず、そのままスルーしてしまう。
いやー、わかりますね。これは共感する人も多いんじゃないでしょうか?
ただ、もし接し方がわかっていれば、どうでしょうか?
勇気を出して声をかけてみる。それだけで救われる人はたくさんいると思います。
「“ハード”は変えられなくても、“ハート”は変えられる。」
まさにユニバーサルマナーの本質だと思います。
当事者の生活と心理について
講座では、当事者の視点から実際に困っていることを教えてくれました。
例えば、トランプをする場面を考えてみましょう。
右利きの方がトランプを持つときは、右方向へ開く場合が多いと思います。
続いて、左利きの方がトランプを持つときは、左方向へ開く場合が多いのではないでしょうか?
この場合、数字が見えにくいので持ち手を変えるなど工夫が必要です。
僕は右利きですが、トランプの数字の見え方について全く考えたことがありませんでした。
最近は4角に数字が書いてあるトランプが増えてきました。
次に聴覚言語障害がある方の心理について考えてみましょう。
口の動きを読み取りながら、会話の内容を推測しているとしたらどうでしょうか?
現在は新型コロナウィルスの影響でマスクを装着している人が多くいます。
そのため、口の読み取りができず、会話に困ることがあります。
それでは、マスクをした状態でも聴覚言語障害がある方とコミュニケーションを取る方法は?
講座では、そのようなことも受講者同士で話し合う機会がありました。
車椅子ユーザーの心理についても考えてみましょう。
以前、リハビリを担当している利用者さんから教わった内容です。
車椅子に乗っている利用者さんから教わったこと↓
— なかむらしょー@リハビリ旅行 (@nkmrsho_5) January 18, 2021
「車椅子でお店に入ると、良かれと思って椅子を片付けてくれるけど、車椅子だと机が高くて食べにくいんよね」
実はお店の椅子に移って、食事をしたかったとのこと。
一見親切な行動にみえて、当事者にとってはそうでないことって結構ありますよね😂
本人は親切にしたつもりでも、当事者にとっては不快に感じることがあります。
お節介になりすぎず、ちょうどいい配慮を目指していきたいですね!
実際の講座では、他にも視覚障害や内部障害、肢体不自由がある方などの心理についても学べます。
相手の気持ちや困っていることを少しでも知ることができる。
これだけでも、ユニバーサルマナー検定を受ける価値は十分にあると感じます。
おすすめ書籍の紹介
ユニバーサルマナー検定を主催している一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会。
その代表理事であり、ミライロ代表取締役社長でもある垣内俊哉さんの書籍
『バリアバリュー 障害を価値に変える』
確か4年前に購入しましたが、ユニバーサルデザインの本質を説いており、何度も読み返している良書です。
バリア(障害)、そしてバリアバリュー(障害を価値に変える)とは何か?
当事者の視点からわかりやすく説明されています。
バリアをバリューに変えるバリアバリュー
誰もが感じる「弱み」や「コンプレックス」、「障害」は、必ずしも克服すべきものではありません。捉え方を変えれば、かけがえのない「強み」「価値」に置き換えることができます。
引用元:ミライロ代表取締役社長 垣内俊哉さん(バリアバリューの帯紙より)
ユニバーサルデザインに興味がある方はぜひ一読してみてください。
新たな発見が見つかるかもしれませんよ!
まとめ
今回はユニバーサルマナー検定3級について紹介しました。
当然ながら内容をすべて紹介することはできませんが、ユニバーサルマナーに少しでも興味がある方はぜひ受講してみてください。
今ならオンラインでの受講も可能ですので、このチャンスを利用しましょう。
また、ユニバーサルマナー検定以外にも、LGBT対応マナー研修や認知症対応マナー研修などもあります。
多様性が求められる時代だからこそ、それぞれの視点に立って考える習慣をつけていきたいですね。
それでは、今日も良い1日になりますように!
今回はユニバーサルマナー検定3級について紹介したいと思います!