高血圧の方が安心して旅行を楽しむためのポイント。食事と薬の管理、ゆとりのあるスケジュールを!

こんにちは!しょーです。

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、高血圧の方が旅行中で気をつけることについてお伝えします。

結論から言うと、食事と薬の管理、ゆとりのあるスケジュールが重要となります。

まぁ、当たり前のことなんですが(笑)

高血圧は、高齢者だけでなく、若年・中年の男性も増えています。

まさに日本人にとって最大の生活習慣病リスク要因

旅行を安全に楽しむためには、正しい理解と準備が必要です。

それでは、一緒に確認していきましょう!

高血圧でも安全に旅行できるの?


高血圧なんだけど、旅行に行っても大丈夫?

旅行は非日常的な時間を楽しむことができます。
その反面、持病を抱えている方にとって、慣れないことに不安を感じることもあります。

そこで、旅行中の血圧変動を抑えるため、いくつかのポイントをあげます。

  • 主治医に相談する。
  • 塩分の過剰摂取を控える。
  • 薬は3日分多めに用意する。
  • ゆとりのあるスケジュールを立てる。

主治医に相談する

まずは、事前に主治医に相談しましょう。

基本的には、合併症がなく、血圧のコントロールが良好であれば通常の旅行は可能です。

ただし、必要な薬を持参し、必ず服用することが大切です。

また、遠方に行かれる場合、主治医に診療情報提供書を書いていただくこともおすすめします。

仮に体調を崩した場合でも、診療情報提供書があると的確な診察・治療が受けられるからです。

塩分の過剰摂取を控える

高血圧の場合、塩分の過剰摂取を控えることは言うまでもありません。

ただし、旅行中に減塩食や低カロリー食を選ぶのは難しいですよね。

そのため、食事内容や食事量を減らすなど自己管理も必要です。

また、減塩食に変更してくれる宿泊場所もありますので、事前に相談してみましょう。

薬は3日分多めに用意する

薬は宿泊日数+3日分多めに用意することが大切です。

これは天候不順による旅行期間の延長、災害による緊急時の場合を想定する必要があるからです。

また、海外に行く際は持ち込める薬や量に制限がありますので、事前に確認しましょう。

薬は服用時間ごとにひとまとめにする一包化がオススメです。

ゆとりのあるスケジュールを立てる

旅行中は非日常的な時間を過ごせるので、最高のリフレッシュになります。

その反面、慣れない環境や緊張から血圧が上昇することもあります。

予定を詰め込みすぎるとかえって大変!

なるべく心身にストレスがかからないように、ゆとりのあるスケジュールを立てましょう。

交通機関による血圧の影響

交通機関による移動で血圧が変動することがあるため、注意が必要です。

今回は新幹線、航空機、船舶について説明します。

新幹線の環境

  • 多目的室の利用
    →シートをフラットにできるので寝ることが可能。
  • 多目的トイレの利用
    →車椅子でも利用可能。
  • 高速運行
    →振動や揺れによる転倒リスク増大。
  • 電源コンセント
    →人工呼吸器や吸引器などの医療機器が使用可能。
     ただし、社内の電圧は不安定。

多目的室は原則予約ができません。
ただし、東海道・山陽・九州新幹線では、車椅子ユーザーなど一部の方は予約ができます。

血圧変動による体調不良があるときは、多目的室を利用しましょう!

航空機の環境

  • 機内の気圧は0.8気圧
    →富士山の5合目(海抜2,400m)に相当する。
  • 機内の湿度は5〜15%
    →サハラ砂漠より乾燥している。
  • 機内の空気は、上方から下方への層流
    →3〜4分ごとに全部の空気が入れ替わる。
  • 低音騒音
    →睡眠障害のストレス

機内の湿度が低く、乾燥が著しい。
十分な水分補給で脱水による血圧の低下を防ぎましょう!

船舶の環境

  • 船酔い
    →特に小型船では揺れが大きく、転倒や船酔いに注意が必要。
  • 自律神経の変調
    →船酔いが強くなると、自律神経の変調により血圧の変動が生じる。
  • バリアフリー
    →船によってバリアフリーの度合いが異なるため、事前に情報収集が必要。
  • 医師の配属
    →国内航路において、船内スタッフとしての医師は乗船していないことが大半。
  • 非日常的で特別な空間
    →人的サービスを補うことで、ランチクルーズなどを楽しめる。

船酔い対策には、楽な姿勢・十分な睡眠・適度な食事・楽な服装・1時間前の服薬。
これらが重要となります

まとめ

今回は、高血圧の方が安心して旅行を楽しむためのポイントを紹介しました。

  • 主治医に相談する。
  • 塩分の過剰摂取を控える。
  • 薬は3日分多めに用意する。
  • ゆとりのあるスケジュールを立てる。

基本的なことですが、旅行を楽しむためにはとても重要なことです。

また、利用する交通機関の特徴もしっかり理解しておく必要があるでしょう。

持病があるから「旅行を諦める」のではなく、持病と付き合いながら「旅行に行ける」方法を模索していきたいですね。

それでは、今日も良い1日になりますように!




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ABOUT US
しょー
【理学療法士/リハビリ旅行療法士/HITひろしま観光大使】
生まれも育ちも広島県。
バリアフリー情報を含めた広島の観光案内サイトを運営。ブログを発信することで、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが安心して外出・旅行ができる広島県を目指しています。
たまに理学療法士として、外出・旅行の付き添いも行っています。
広島県観光連盟主催『HIT AWARD 2022』 MVP賞 受賞